New-STANDARD会津若松インタビュー.vol 01子育て編

Uターン移住者インタビュー

子どもだけではなく、親である自分たちも楽しい場所で。

 

―会津で暮らすことの良さと、大変なところを教えてください。

 

中村さん)

大変なとこは、やっぱり雪ですかね。

雪が多い日は朝4時くらいに起きて、家の前の雪かきをしないといけなくて。じゃないと車が出れないなんていう日もあるんですけど。ただ、僕たち大人が大変に思っているのとは反対に、子どもにとって雪が積もった日っていうのは楽しい日みたいで、みんな目がキラキラしているんですよね。

 

佐藤さん)

ここの子ども園には池もありますけど、この池でも遊ぶんですか?

 

中村さん)

遊んでますね。もちろん水は止めるんですけど、冬は氷が張ってその上を子どもたちが歩いて遊んでて。

 

冬って確かに大変なところもあるけど、雪遊びはやっぱり子どもたちにとって大きな魅力なんじゃないかな。そうやって四季を感じられるっていうのって、会津というよりもやっぱり日本の良さ、日本の文化なので、僕はこの土地で子育てできて幸せだなーと思ってます。

 

佐藤さん)

すごく良いと思います。

僕はもともと会津に住んでいて、仕事の関係で一度東京に移っていたんですけど、

子育てのタイミングで会津若松に戻ってきました。

僕と妻の共通の考えで、「子育ては“ココ”でしたい」という考えは全く無かったんですけど、自分たちが

「こういう環境で育ったんだよ」とか、「冬ってすごい雪が降るんだよ」とか、「どんぐり拾えるんだよ」っていうこととかを、子どもに見せてあげながら子育てできるのが一番いいなって思いがありました。

自分たちが楽しい場所で子育てしたいとはずっと思っていたので、正直すごい特別な理由があったわけではないんですけど、僕がこの地で働きたかった事とか、それを子どもに見せたかったっていうのがUターンした一番の理由ですね。

 

―会津若松へのUターンに迷われている方に、ひとことメッセージをお願いします。

 

中村さん)

昔会津若松に住んでいて、今は市外・県外に離れている方には、「なんだかんだで会津若松って良いと思わない?」って改めて聞いてみたいですね。

やっぱり自分のアイデンティティって、会津だと思うんですよね。そこって多分、どこに行っても無くならいけど、会津に戻ってきたらその気持ちがもっと強くなるんじゃないかなと思ってて、会津が大好きだからこそいろんな人に来てほしいし、戻ってきてほしいっていうのは思いますね。

 

佐藤さん)

僕も東京から会津若松に戻ってこようかって考えてた時に、最初に市の方に相談しました。僕はUターンで妻はIターンなので、妻は会津若松に全く縁が無かったんですけど、そういう方にも、「Iターン同士の人達の交流がありますよ」といった紹介がきちんとあったので、そういったサポートも助かりましたし、今回のこのインタビューのように、子育てのことをお話し出来るような場があるのも、ありがたいことですね。

 

―子育てのことも仕事のことも、もっと「こんな人たちがいるよ」と前例を紹介していくことが大事ですよね。

 

最後に、会津若松で子育てすることで、子どもたちはどう成長していくのか。また、子どもたちにどうなって貰いたいか。という想いがあれば教えてください。

 

中村さん)

会津の子ってなんていうんですかね、まあ東北人特有のちょっとシャイなところとかももちろんあると思うんですよね。でもやっぱり優しいし、なんだかんだ流されないで、自分の信念を持っている子が多いかなっていうイメージがあります。

 

「自分で楽しいことを見つけられるような子に育ってほしい」と思って、これまでも子育てをしてきたので、子どもたちも皆が「地元が好き」って言って貰えるように

大人たちがもっと頑張っていかなきゃなって思っています。